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地理学コース

高田 将志教授

AMS14C法やESR/TL/OSL法など、新しい年代測定技術と各種の自然科学分析を駆使して、自然環境の歴史・形成過程を調べています。近年は、特に、火山灰土の分析を通した古環境解析や、自然災害履歴の解明などに力を注いでいます。

所属 研究院人文科学系
人文社会学領域
学位 理学修士
研究分野 自然地理学
地形学
担当経験のある科目(授業) 自然地理学概論
地形環境学特殊研究
環境変遷史特殊研究
学科・コース 地理学コース
社会人間学講座
担当課程 博士前期課程・博士後期課程
研究内容の詳細 炭素14年代測定法など、オーソドックスな手法に加え、近年、めざましい発展を遂げている電子スピン共鳴(ESR)法やルミネッセンス(TL/OSL)法などの新しい年代測定技術を利用しながら、人類紀における自然環境の変遷過程を明らかにしています。日本国内はもとより、南極やチベット・ヒマラヤ地域など、温帯~寒冷地域における環境変遷史に興味を持って研究を進めてきました。自然環境の変化は、時として、人類に災害をもたらす場合があるため、そのような視点からの自然災害史の解明にも力を注いでいます。
指導可能分野 地形学/第四紀学/第四紀地質学/年代測定学/自然災害科学/地生態学
これまでに指導した
修士論文題目
奈良盆地における孤立神社林の植生構造
奈良盆地東縁断層帯における変動地形の再検討
平城京域遺跡堆積物の珪藻分析からみた古環境
これまでに指導した
博士論文題目
堆積物の供給起源推定に向けた石英粒子の電子スピン共鳴(ESR)信号と熱ルミネッセンスカラー画像(TLCI)特性の解明(主任指導)
第四紀後期における近江盆地湖東平野の地形発達史ー河川作用の時代的変遷に着目してー(副指導)
天山山脈南縁における段丘面変位と活構造(副指導)
キーワード 自然地理学、地形学、地質学、第四紀学、古環境、災害研究
受験生へのメッセージ 文学部人文社会学科地理学コースでは、人文地理学や地誌学はもちろん、自然地理学についても勉強・研究が可能です。文学部に所属しているものの、時には野外で測量・観測したり、必要に応じて卒論生が自ら実験室で化学分析を行ったり顕微鏡で観察したりすることもあり、文系・理系の枠を超えた複合的な視野からの多様な勉強・研究が可能です。場所・地域・空間と人・社会・自然環境に広く関心を有する学生の皆さんをお待ちしております。