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日本アジア言語文化学コース

前田 真砂美准教授

現代中国語を対象に、ことばの研究をしています。特に「程度性」について考えています。漢字で表記するという性質上、中国語の単語には実質的な意味の痕跡が色濃く残っています。そんな中国語が程度性のような高度に抽象的なものをどのように表出しようとしているのか、その仕組みを明らかにしたいと思っています。

所属 研究院人文科学系
言語文化学領域
学位 博士(文学)
研究分野 中国語学
言語学
担当経験のある科目(授業) 中国語学概論
中国語学演習
中国語Ⅰ
学科・コース 日本アジア言語文化学コース
比較文化講座
担当課程 博士前期課程・博士後期課程
研究内容の詳細 現代中国語を対象に、程度表現に関わる言語現象について研究しています。モノやデキゴトのような、ある程度の客観性が見込まれる物理的・外界的事実に対する言及や描写に比べ、程度の高低を述べることは多分に主観的・個人的であると言えます。中国語母語話者が程度の高低を認識してそれを表現するには、どのような心的プロセスが存在するのか、そしてどのように言語と対応させているのか。程度性の表出のメカニズムを解明することで、抽象化に弱いとされる中国語がもつ言語化の特徴を明らかにしたいと考えています。
指導可能分野 中国語学/文法論/意味論/日中対照
これまでに指導した
修士論文題目
現代中国語における名詞一語文
キーワード 中国語学
受験生へのメッセージ 外国語を勉強するとたくさんの「不思議」に出あいます。外国語をみることで日本語のことがよくみえてきて、今まで何の疑問ももたず使っていたことばが不思議に思えてくることもあります。「なぜ?」「どういうこと?」と問い、自分で答えを見つける。そんな経験をたくさんしましょう。