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ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース

吉田 孝夫教授

ドイツ語圏の民話と文学を研究しています。エライ殿さまや知的エリートたちよりも、一般庶民の価値観・世界観に興味があります。その流れで、グリム兄弟の多彩な仕事や、「阿呆物語」の勉強もすることに。O・プロイスラーの児童文学作品の翻訳紹介もしています。

所属 研究院人文科学系
言語文化学領域
学位 博士(文学)
研究分野 ドイツ文学
民衆文化論
担当経験のある科目(授業) ドイツ言語文化史概論
ドイツ文学テクスト論演習
ドイツ語Ⅰ
学科・コース ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース
比較文化講座
担当課程 博士前期課程・博士後期課程
研究内容の詳細 近世(16・17世紀)ドイツ語圏の文学作品(とりわけグリンメルスハウゼン『阿呆物語』における世界観・言語表現・ジャンル・形式性の諸相、近世ドイツ語圏の宗教詩・箴言詩など)/グリム兄弟の伝承学と近世ドイツ文学受容の研究(とりわけ『ドイツ伝説集』、『ドイツ神話学』、『子どもと家庭のメルヘン集』における近世資料の利用と加工・変容について)/ドイツ児童文学(とりわけO・プロイスラーの諸作品、子ども向けの詩 Kinderlyrik など)
指導可能分野 ドイツ語圏の文学(とりわけ民衆文学・宗教文学)
これまでに指導した
修士論文題目
「運命の福音書」E・メーリケ『画家ノルテン』における芸術と宗教
ローベルト・ムージル『特性のない男』における忘却
ドイツ民間伝承におけるWechselbalg(取り替え子)
キーワード ドイツ文学、民衆文化論、ドイツ語
受験生へのメッセージ 【文庫本ゼミ】と称して、欧米の文学作品をまるごと(時に何百頁もの本も)読破し、クラスで意見交換する授業をしています。力のこもったプレゼンに、刺激的なコメントが応えるクラスには、2回生から卒業時までずっと参加する人もちらほら。高校生のみんなも、ぜひ奈良女のこの場所に加わってほしいわ~。