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教育学・人間学コース

鈴木 康史教授

「身体文化学」とはどんなことを研究する分野と思われますか?「身体文化」についての学問?それもありなのですが、私はそれを「身体」の「文化学」であると考えています。人が生物として等しく持つ「自然」ではなく、様々な時代や社会において構築される「文化」としての「身体」、そして逆に「文化」を生み出してゆくものとしての「身体」、「言語」を超えた表現手段としての「身体」、こんな視点から、明治~大正期を研究しています。

所属 研究院人文科学系
人間科学領域
学位 博士(体育科学)
研究分野 身体文化学
大衆文化論
担当経験のある科目(授業) 身体文化学演習
子どもメディア社会論特殊研究
身体教育学特殊研究
学科・コース 教育学・人間学コース
社会人間学講座
担当課程 博士前期課程・博士後期課程
研究内容の詳細 「身体」という視点から、明治、大正期の文化について研究しています。これまでは、心身二元論の日本における受容史にはじまり、その具体的な場としてのアカデミズムとその揺籃の場となった旧制高等学校、そこにおける体育会系と文化系の文化闘争などの学生、青年の文化史、精神史について研究してきました。近年では、そうした学生たちの精神史の一断面としての「冒険・探検」に注目し、学歴社会との関係に注目しながら、明治・大正とはどんな時代であったのかについて考察しています。
指導可能分野 身体文化学/大衆文化論
これまでに指導した
修士論文題目
大阪市大正区の沖縄人社会における文化とアイデンティティ戦略―<語られない>文化としてのユタの果たす役割
合気道形成期における植芝盛平の武道論―1930年代の著作を中心に
近代日本の着物をめぐる身体へのまなざし
キーワード 身体文化学、大衆文化論
受験生へのメッセージ 私のゼミ生の研究テーマはみごとにバラバラです。バレエ、甲子園、メンズメイク、宮崎駿、谷崎潤一郎、山田詠美、茶道、ラップ、女子力、帝劇、村上春樹、脳死、シャーマニズム・・・みな好きなことをやっています。決まりはありません。あらゆることがテーマになります。誰もやっていないことを自分で調べて、考えて、創造してゆく楽しみがそこにはあります。それはおそらくこれまで味わったことのない「わくわく」する経験です。自分の興味を思う存分<研究>してみませんか?