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大学院のお知らせ

阪本 美江

 私の研究テーマは、教育史、教育思想史、特別ニーズ教育研究です。奈良女子大学大学院入学以降は、とくに戦前の「特別学級」に興味を持ち、研究を重ねてきました。奈良県には、奈良女附小、桜井小学校等に「特別学級」が設置されていたことを発見し、その内容を博論と著書にまとめました。

 私の研究の核となったのは、大学及び附小所蔵の歴史資料です。明治期からつづく奈良女には、豊富な歴史資料が保存されています。同資料は、全国の研究者からも注目される大変貴重なものです。在学中は、それら資料を存分に活用させていただくことができました。

大学院修了後は、「教育史概論」や「教育史演習」等の非常勤講師を務めさせていただき、「奈良と教育」等のゲストスピーカーも毎年担当させていただいていただく等、継続してお声をかけていただけるのも、本講座の魅力であると思っています。

 以上のような実績があったからこそ、修了後3年で大阪芸術大学短期大学部の特任教授(専任)に、その後現在の芦屋大学教授(専任)に就任することができました。奈良女はまさに、学生の可能性を引き出してくれる、大変魅力溢れる大学であると私は思っています。