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大学院
履修証明プログラム
「奈良で学ぶ文化財学」

本学大学院人間文化総合科学研究科では、社会人を対象に、高度な専門性を備えた文化財継承の担い手の育成を目的とする大学院レベルの学修プログラム(履修証明プログラム)をスタートさせます。このプログラムは、奈良文化財研究所、奈良国立博物館の協力を得て開講する科目を含んでおり、文化財継承の現場を実感することができます。

修了者に対しては、学校教育法に基づき履修証明書を交付します。
履修単位は大学院博士前期課程に入学後、既取得単位として読み替え可能です。

※令和7年度後期、本学大学院に社会人リカレント教育プログラムの開設を予定しています。

【目的・学修目標】

歴史学、考古学、美術史学、文化財学を専攻した人、学芸員資格を有している人、地方公共団体などで文化財に関わる実務を担当している人を対象に、奈良の地で文化財についての専門的な知識を養うとともに文化財保護への理解を促し、文化財の継承を担う高い専門性を備えた人材を育てることを目的としています。大学院前期課程相当の履修証明プログラムとして、文化財学に関連する専門性の高い授業科目を提供することにより、履修証明プログラム修了者が引き続き本学大学院前期課程社会人リカレント教育プログラムに進学し、研究することができる機会を提供することも意図しています。

【履修資格】

下記のいずれかに該当する人
(1)歴史学、考古学、美術史学、文化財学を専攻して4年制大学を卒業した人
(2)学芸員資格を有しており、これを活かした仕事をしたいと希望している人
(3)現在、地方公共団体などで文化財に関わる実務を担当している人
※学芸員の資格を有している人、現在文化財に関わる実務を担当している人であれば、大学で学んだ専門分野は問いません。
また、男性の履修も可です。

【履修期間・修了要件】

一年間で5科目10単位を履修してプログラムを修了(履修証明書を発行)
(履修科目の取り方によっては、半年でプログラムを修了できる場合があります)

【定員】

10名(先着順)

【受講料】

5科目10単位 100,000円(入学金・検定料は不要)

【授業科目】

5科目10単位を履修

令和6年度後期開講授業のシラバス、および令和7年度前期開講予定の授業概要を掲載しています。授業科目名をクリックしてください。
PDFの表示がある科目は、PDF内の該当科目を参照してください。

授業科目一覧 令和6年度 令和7年度 令和8年度
(各2単位 30時間) 担当 前期 後期 前期 後期 前期 後期
考古学特論A 本学専任教員 ※1 ※1
考古学特論B 非常勤 不開講
アジア美術史特論A 本学専任教員 ※1 ※1
アジア美術史特論B 非常勤
古代文化学特論 本学専任教員
日本中世史特論A 本学専任教員
文化財学特論A(木簡学) 奈良文化財研究所客員教員
同演習A(木簡学) 奈良文化財研究所客員教員
文化財学特論B
(東アジア考古学)
奈良文化財研究所客員教員
同演習B
(東アジア考古学)
奈良文化財研究所客員教員
文化財学特論C
(歴史考古学)
奈良文化財研究所客員教員
同演習C
(歴史考古学)C
奈良文化財研究所客員教員
文化財学特論D
(日本古典文化資料論)
奈良国立博物館客員教員
同演習D
(日本古典文化資料論)
奈良国立博物館客員教員
文化財学特論E
(古代文化学)※2
本学専任教員
文化財学特論F
(古代文化学)※2
本学専任教員

左にスクロールできます

※1 オンデマンド授業
※2 履修証明プログラム専門科目

(1)文化財学特論B(東アジア考古学)・同演習B、文化財学特論C(歴史考古学)・同演習Cは、前期・後期ともに履修することが望ましいです。なお、特論(前期)を履修せずに演習(後期)から履修することはできません。
(2)奈良文化財研究所客員教員が担当する科目は、半期に1科目までの受講とします。申請時に、奈良文化財研究所客員教員が担当する科目について第2希望まで明記してください。履修許可の際に抽選等を行うことがあります。
(3)令和7年度以降の授業科目・担当者が変更となる場合もあります。

【申請期間】

第2期は令和7年前期(4月)から開講します。
令和7年2月10日(月)~2月14日(金)17時 ※申請期間になりましたら、「WEB登録」の受付を始めます。 
 先着10名でWEB登録を締め切ります。登録をした人には、学務課大学院係からあらためて確認のメールが届きます。
 大学院係からの確認メールを受け取った人は、以下の申請書類を郵送してください。

【申請書類】

(1)履修証明プログラム履修許可願(所定の様式に記入)
(2)履歴書(所定の様式に記入)
(3)履修資格を証明するもの(卒業証明書、在職証明、資格の証明書など)

令和7年2月28日(金) 申請書類の提出締切(郵送・必着)

郵送先・問い合わせ先
奈良⼥⼦⼤学学務課⼤学院係
〒630-8506 奈良市北⿂屋⻄町
Tel. 0742-20-3208
E-mail. daigakuin@cc.nara-wu.ac.jp

申請登録以降の
おもな流れ

  • 1.申請登録(WEB)
  • 2.申請書類の提出
  • 3.履修許可 (履修許可通知書の送付)
  • 4.履修登録 
  • 5.履修科目の受講
  • 1.申請登録(WEB)

    後期(10月)開講:8月中旬~下旬
    前期(4月)開講:2月中旬~下旬

  • 2.申請書類の提出

    後期開講:8月末
    前期開講:2月末

  • 3.履修許可 (履修許可通知書の送付)

    後期開講:9月
    前期開講:3月

  • 4.履修登録

    後期開講:9月下旬
    前期開講:3月下旬

  • 5.履修科目の受講

    5科目10単位で修了認定
    学校教育法に基づく「履修証明書」を発行します。
    後期開講:9月下旬、前期開講:3月下旬
    ※履修科目の取り方によっては、半年でプログラムを修了できる場合があります。

<参考>

【履修モデル】

緑は奈良文化財研究所客員教員の担当科目(半期に1科目のみ受講可)

考古学分野(後期⇒前期)
令和6年度 後期 令和7年度 前期
講義
考古学特論A 文化財学特論A
(木簡学)
考古学特論B 文化財学特論E
(古代文化学)
演習
文化財学演習A(木簡学)
考古学分野(前期⇒後期)
令和7年度 前期 令和7年度 後期
講義
考古学特論A
(オンデマンド)
文化財学特論F
(古代文化学)
日本中世史特論A
文化財学特論B
(東アジア考古学)
演習
文化財学演習B
(東アジア考古学)
美術史分野(後期⇒前期)
令和6年度 後期 令和7年度 前期
講義
アジア美術史特論A アジア美術史特論B
古代文化学特論 文化財学特論D
(日本古典文化資料論)
文化財学特論E
(古代文化学)
美術史分野(前期⇒後期)
令和7年度 前期 令和7年度 後期
講義
アジア美術史特論B アジア美術史特論A
日本中世史特論A
文化財学特論D
(日本古典文化資料論)
演習
文化財学演習D
(日本古典文化資料論)

文部科学省が定める
履修証明プログラムの
単位授与・認定

ピンチアウトで拡大表示します。

※令和7年度後期、本学大学院に社会人リカレント教育プログラムの開設を予定しています。
※履修証明プログラムの修了大学院と、その後正規の課程に入学する大学院は、同じでも問題ありません。